偏頭痛(片頭痛)
症状
絶えずチンチンとした頭痛がする。
下を向くとズーンとした痛みを起こす。
原因
咀嚼不足によって首横の中央に滞りができてしまい、頭部の血液循環が悪くなってしまっている。
頭部に向けての血液・リンパの流れ

身体から頭部に向かっての血液・リンパの流れは左側から上がって右側から戻っている。
確かめるには、左側の首の真ん中を押さえると、頭部に向かっての血液・リンパを止めてしまうのでスーッと血の氣が引いて意識が遠のく。
右側の首の真ん中を押さえると、頭部は膨満感を感じて不快な感じがして、同じ首の押さえでも左右によって感じ方が変わることがわかる。
頭部は上から見るとエネルギーが右回転で回っている。
これは頭部の中の中心で毎分2万回転ぐらいのスピードで独楽(こま)のように回っているものがある。
その機能のおかげで、寝ていて起き上がった瞬間に真っすぐに立てるようになっている。
耳石の調整で平衡感覚を取っているというのは、耳から耳への距離が短いので無理なような氣がする。
この2万回転を維持するのには収縮のモーメントが必要で、その収縮をしているのが通天から頭蓋骨と頭皮の間に血液・リンパを行き来させている。
咀嚼不足で喉の頸椎4番が硬く委縮すると通天の部分が滞り、血液・リンパの流れが悪くなってしまい回転が鈍くなってしまう。
エネルギーの回転が鈍くなってくると、その警告として頭痛が起きてしまう。
左右に同じように総頚動脈・内頸静脈があるが、流れは実際には違う。

左側の総頚動脈・内頸静脈

右側の総頚動脈・内頸静脈
陰性(右側)の偏頭痛

陰性の偏頭痛は、食べ物をあまり噛まないで右側の喉で飲み込むと、右側の首にある斜角筋群が硬く委縮して、右首が硬くなって血液・リンパの流れを止めてしまい、頭部に溜まったままになってしまう。
頭部を押してみるとブヨブヨと浮腫んでいる感じの頭皮になっている。
頭部に血液・リンパが溜まっているのでズーンとした痛みや下を向くとめまいや頭が落ちそうな痛みに襲われる。
陽性(左側)の偏頭痛

陽性の偏頭痛は、食べ物をあまり噛まないで左側の喉で飲み込むと、左側の首にある斜角筋群が硬く委縮して、左首が硬くなって頭部に向かう血液・リンパの流れを止めてしまう。
頭部を押してみると頭蓋骨と頭皮が張り付き、硬い感じの頭皮になっている。
「孫悟空のリング」と言われる頭を締め付けられるような痛みになってしまう。
対処法
手首を緩めて首筋を柔らかくする

首横の硬さ・滞りは、親指の延長線上の手首に滞りがある。
後ろの頸椎の部分の痛みは、小指の延長線上に滞りがあって、骨に腱が癒着していて、動きが悪く硬くなっている。

手首の骨のわきにある細い腱が癒着しているところを爪の先で引き離すように「はがす」。
頭皮をゆるめる

前頭部にある経路、頭維(ずい)から通天(つうてん)までの部分の頭皮を頭蓋骨からはがすように上下2cmぐらいの間隔ではがすようにして、全体の頭皮をマッサージすると陰性(右側)の偏頭痛のブヨブヨ感は締まって、陽性(左側)の硬く硬直した頭は頭皮が動くようになって偏頭痛は解消される。
図は陽性の偏頭痛で左頭部を例にしている。
陰性は右頭部を施術する。
手首をほぐして頭皮をゆるめると偏頭痛は改善するが、もっと効果が出るプロ的な施術をするには頚椎にくっついている斜角筋群をはがさないとならない。
斜角筋をゆるめる方法
斜角筋は頚椎にくっついている前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3本がある。
この斜角筋は身体の万能薬のような筋膜で、この3本の筋膜を「はがし」「ゆるめる」と様々な疾病の対応や後遺症などの改善へと繋がっていく。
ただし、この頚椎の部分は頭から身体に多くの神経や血液・リンパなどが繋がっている繊細なところなので、強い施術や荒い対応をしてしまうと大事に至るので充分注意すること。
<重要注意事項>
頚部には交感神経節が連なっている。
特に星状神経節は、ペインクリニックの分野では様々な痛みの治療に用いられている。
しかし、ここは大変微妙な部位であるため、ブロック注射をする場合でも血腫などが生じると、重篤な症状を引き起こす可能性もある。
また、前・中・後斜角筋すべてが付着する頚椎6番には、頚動脈結節という小さな骨の突起がある。
ここを左右同時に抑えると頚動脈の流れを阻止し、ツェルマーク・ヘーリング反射(頚動脈洞反射)が起こってしまう。
この反射によって、徐脈・血圧低下が起こり、脳幹の酸素欠乏による失神状態になることもある。
これは柔道の締め技で「落ちる」と言われる状態である。
術者が触診する時、およびクライアントに始動するときは、絶対に左右同時に触らないことに留意する。
このため斜角筋群をはがしていく場合、解剖学的な位置を充分把握して行わなくてはならない。

前斜角筋

中斜角筋

後斜角筋
<斜角筋の主な効果>
- 偏頭痛
- 脳梗塞の後遺症、ろれつが回らない、唇のしびれ
- うつ病、パニック障害
- 肩の痛み
- 呼吸の改善
- 乳がんの手術跡の引きつり
虫歯が原因の頭痛

歯にアマルガムが入っていたり、歯根が化膿して頭痛が起こることがある。
その場合は図の赤い部分が、痛かったり違和感があったり押すと痛んだりする。
詰物の影響で、レントゲンなどに映らない場合が多いが、眉毛の位置で何番目かの歯が推測できる。

眉毛は上の歯の場所を示す。
特に7番、6番、5番は顕著に出る。
顔面神経麻痺の8割の人はこれが原因となっている。
嚙み合わせが合わない場合も偏頭痛が起きる。
出典:天城流湯治法 創始者 杉本錬堂先生のFacebookシェアお願いシリーズ
動画
上記の偏頭痛の対処法を動画で確認する場合はこちらをご参照ください。
健康の秘訣
- 咀嚼はひと口47回以上噛む
(玄米は100噛み以上) - 咀嚼時は片噛みせず、左側使ったら次は右側と顎を均等に使って噛む
- 真水を1日に1.5~1.8リットル摂取する
(お茶、コーヒー、ジュース、みそ汁、白湯などは水分摂取に含まない) - 天然塩を摂取する
- 腹八分、本当は腹七分くらいがちょうどよい
- 添加物や農薬・化成肥料が使われていないエネルギーの詰まった命をいただく
- 1日に最低30分ほどは身体を動かす。できればお天道さまのもとで。

